胃内視鏡検査(胃カメラ)
胃が痛い、喉の違和感、胸焼け等の症状がある方、検診などで異常を指摘された方はご相談ください。
アニサキスに対して即日胃カメラ検査も対応しております。電話にてお問い合わせ下さい。
当院の特徴
- 消化器内視鏡学会専門医、消化器病専門医が検査を行っています。
- 胃カメラ、大腸カメラの同日検査が可能です。
- 鎮静剤を用い、眠っている間に苦痛の少ない胃内視鏡検査を行っています
このような症状がある方はご相談ください
- 胃の痛み、みぞおちの違和感
- 胸やけ、酸っぱいものが上がってくる
- 食欲不振、体重減少
- 喉のつかえ感や慢性的な咳
- 黒っぽい便、吐き気が続く
- 健康診断で異常を指摘された
- ピロリ菌感染が気になる
アニサキスによる急な腹痛にも対応
生魚(刺身や寿司など)を食べた後に突然の激しい腹痛がある場合、アニサキス症の可能性があります。
当院では、アニサキスが疑われる方に対して即日での胃内視鏡検査が可能です。スコープで直接胃内を観察し、アニサキス虫体の摘出処置を行うことができます。
急な症状でもまずはお電話にてお問い合わせください(0558-22-0028)。
このような方にお勧めです
- 上記の症状がある方
- 健康診断で「要精密検査」となった方
- 以前、胃内視鏡を受けた際に苦痛を感じたご経験がある方
- 眠っている間に楽に検査を終えたい方
検査の流れ(胃内視鏡検査)
検査前日
- 前日の夕食は午後9時までに済ませてください(脂っこいものや繊維の多いものは避けてください)。
- それ以降は水やお茶などの透明な飲み物のみ摂取可能です。
- 常用薬がある方は、医師の指示に従って服用してください。
検査当日
- 朝は絶食でご来院ください。水分は少量なら摂取可能です(検査2時間前まで)。
- 検査前に点滴の針を留置します。
- 鎮静剤により眠っている間に検査を実施します。
検査中
- 内視鏡(スコープ)を口から挿入し、食道・胃・十二指腸を観察します。
- 必要に応じて組織を採取(生検)することがあります。
検査後
- 検査後は安静室でお休みいただいた後、医師より結果のご説明があります。
- 鎮静剤の影響が残るため、当日はお車・自転車・バイクの運転はできません。
- 公共交通機関またはご家族による送迎をご利用ください。
組織検査(生検)を行った場合、当日の飲酒・激しい運動はお控えください。
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)について
ピロリ菌は、胃の粘膜に生息する細菌で、感染すると慢性的な胃炎を引き起こし、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、さらには胃がんのリスクを高めることが知られています。感染は主に幼少期に起こるとされており、感染しても自覚症状がない場合が多いため、検査による確認が重要です。
ピロリ菌の検査方法
- 内視鏡検査中の組織検査:胃の粘膜を一部採取し、迅速ウレアーゼ試験や組織染色検査を行います。
- 内視鏡を使わない検査:血液検査(抗体測定)、便中抗原検査など。
ピロリ菌の除菌治療について
ピロリ菌が陽性であり、かつ内視鏡検査で慢性胃炎の所見が確認された場合に、健康保険を使った除菌治療が可能です。
治療では、胃酸の分泌を抑える薬と2種類の抗生物質を1日2回、7日間服用します(一次除菌)。除菌が不成功だった場合には、別の抗生物質を使って再度除菌(二次除菌)を行います。
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)
便に血が混じる、下痢や便秘が続く、腹部の張りや痛みがあるなどの症状がある方は、大腸内視鏡検査をご検討ください。
大腸がんやポリープなどの早期発見・予防につながる重要な検査です。
当院の特徴
- 消化器内視鏡学会専門医・消化器病専門医による丁寧な検査
- 鎮静剤を用い、眠っている間に苦痛の少ない大腸内視鏡検査
- ポリープが見つかった場合は、同時に切除(治療)可能
- 胃カメラと同日に検査も対応可能
このような症状のある方にお勧めします
- 血便が出る
- 下痢や便秘を繰り返している
- 便が細くなった
- 腹部の張りや痛みがある
- 健康診断で便潜血陽性と判定された
- 家族に大腸がんの既往がある
検査の流れ
検査前日
- 前日の食事や下剤の内服は外来での説明に従って正しく行って下さい。
検査当日
- 朝は食事を摂らず、事前の指示通りに洗腸液(下剤)を服用していただきます。
- 来院後に便の性状の確認を行います。うす黄色っぽい、水のような状態で便カスがない状態になると検査可能と判断できます。
- 点滴の針を留置し、検査着に着替えをします。
検査中
- 検査は鎮静剤の使用により、眠っている間に終了します。
- 検査中にポリープが見つかれば、その場で切除することも可能です。
- 必要に応じて、腫瘍など気になる部位の粘膜を少量採取する生検(組織検査)を行うことがあります。
検査後
- 検査後はベッドでしばらくお休みいただいたのち、医師より検査結果をご説明します。
- 当日はお車の運転はできません。公共交通機関または送迎をお願いします。
- 生検を行った場合は、最終的な診断結果は後日となります。
大腸ポリープの切除について
検査中にポリープが見つかった場合、その場で切除(ポリペクトミー)を行うことがあります。
切除により将来的な大腸がんの予防にもつながります。
ただし、ポリープの大きさや個数、形状によっては、より安全に処置を行うために
入院対応が可能な医療機関へご紹介させていただく場合がございます。
切除後の注意点
ポリープ切除後は、まれに出血や穿孔などの合併症が起こることがあります。
重篤な状態を避けるためにも、以下の点にご注意ください。
- 検査当日から数日間は激しい運動を避けてください
- アルコールや香辛料など刺激物の摂取を控えてください
- 入浴は当日はシャワー程度とし、長湯は避けてください
- 腹痛・下血・吐き気などがある場合はすぐにご連絡ください
安全な検査と回復のため、医師からの指示を守り、体調の変化があれば早めにご相談ください。
よくあるご質問(Q&A)
A. 鎮静剤を使用しますので、ほとんどの方が眠っている間に検査が終了します。
A. はい、基本的にはその場で切除可能です。ただし、大きさや数に応じて入院施設へのご紹介となる場合もあります。
A. 検査当日は洗腸液の服用後、便が透明に近い黄色い水様であることが理想です。来院後に確認し、きれいになっていれば検査を開始します。
A. 鎮静剤を使用するため、当日の自動車・バイク・自転車の運転はできません。公共交通機関やご家族の送迎をご利用ください。